高級チョコレート

小さい頃から、母親とショッピングセンターの特設会場に行くのが何故か楽しみでした。

 

毎月変わる催し物、その月々で季節感が味わえる嬉しさ。北海道物産展や沖縄物産展、たまにハワイ特設会場になると、ハワイに来た雰囲気を手軽に味わえる気がしてワクワクしました。

 

 

クリスマスやお正月シーズンも大好きで、必ずその会場でクリスマスケーキやお節料理を購入していました。

 

 

 

中でも1番好きだったのがバレンタインやホワイトデーの時期です。特にバレンタインの特設会場がお気に入りでした。本当に好き過ぎて、毎週訪れていたほどです。そのまま高校生になり大学生になり、ついにその特設会場でアルバイトをする事になりました。

 

 

 

まさに好きを仕事にした私です。母も私に「おめでとう」と言った位なので、どれだけ特設会場でのアルバイトが目標だったのかが伺えると思います。しかも大好きなバレンタインの特設会場でのバイトであり、もう胸が高鳴りました。そして小さい頃からの目指していたのは、バレンタイン特設会場で、あの有名な“ゴディバ”のチョコを売るお姉さんになりたい!です。

 

 

 

何故ゴディバ?他のチョコでは駄目なのか?それは私にも分からないのです。ただ、小さい頃から特設会場を見続けてきた私には、ゴディバのブースだけは特別感が溢れていたの感覚があるのです。

 

 

 

 

ショーケースに綺麗に並ぶ、あの宝石みたいなチョコ。少々お高いお値段、小さい頃どうしても試食したくてゴディバの前をウロウロしている私に、ゴディバの定員さんが「どうぞ」と笑顔で、試食用の小さなチョコを差し出してくれたのを鮮明に覚えています。

 

 

 

その味はもう格別で、大人の甘さが口に広がって、小さな私が大人になった気がして胸が高鳴りました。もうあの味は覚えていないけど、綺麗で優しいお姉さんの顔はおぼろげながら覚えています。自分もあんな接客をしたい。

 

 

 

そしてどうしてもゴディバで!まずは特設会場のバレンタイン期間限定バイトだけど、ゴディバでの求人があったので即応募しました。採用の連絡が来た時はとても嬉しかったです。今回は販売と接客がメインであり、チョコの包装をする事はありません。

 

 

 

大量のゴディバチョコをどんどん販売していく流れになり、すでに出来上がっている箱にリボンをかける事くらいです。それでもあのゴディバの店員になれるなんて、まさに私の夢がかないます。短期アルバイトであっても、小さい頃の夢がかなうのは嬉しい事です。